アロマ、くさいねん!癒されない!
お家で過ごす時間が増えたここ数年。アロマ商品の売上は好調とのニュースを耳にします。
自宅で、香りをつかったリラックスアイテムを使用する方が増え、アロマを気軽に楽しめるグッズもバラエティに富んでいる。
しかし、本当に心が疲れた時に、アロマで救われることもあれば、むしろ香りが受け入れられないという状況になることもあります。
アロマが心を癒すワケ
アロマで心が癒される〜なんていうセリフ、カッコつけてるんか??と思う人も少なくありません笑。でも、本当に救われた体験のある方なら、語りたくなるくらいの感動がありますよね。
私自身は、子どもが小学校低学年の頃、色々と育児に苦戦していた時期に「ベルガモット」の香りにかなり救われました。やばい人のように、心がおれそうになったら「べ、ベルガモット・・・」とかいでいました笑。
オレンジやベルガモットのアロマは、心を前向きにしてくれるといわれていますが、鬱に対する研究においても柑橘系は目にすることが多いアロマです。
他にも、ローズの香り。幸せな気持ちにしてくれるのは、ゴージャスなイメージがあるからだけではなく、その香りの成分が、神経伝達物質の分泌にも関係していることが数値としてわかってきています。
アロマに限らず、「心」「情動」についてを数字にしたり研究したりというのは、なかなか難しいものなのかもしれませんが、人の感情も物質であることはわかってきているので、物質に対して芳香成分という物質が作用するのは、なんら不思議ではありませんよね。
みんなが同じ香りで癒されない
アロマの働き方で、面白いのは、「人によって癒されると感じる香りは同じじゃない」ということ。
これもまた、イメージからくるものもあります。
例えば、キンモクセイの香り。最近は。シーズンになるとキンモクセイのアロマなんかも登場したりしますが、私はあまり好きじゃない笑。年代にもよる、といわれていますが、トイレの芳香剤に使われてきた香りのイメージが根強く記憶に残っているため、あまり気分は上がらないのです。
記憶と香り、というものもとても密接な関係があるため、その影響も受けたりしますね。
そして、もうひとつ、香りの好みに影響するのは、「その人の体質、体の状態」。
これは、むしろ、アロマ好きの人の方が経験があるかもしれませんが、いつも使っている香りが、今日は無理!!と感じたり、あまり手を伸ばさなかったアロマに最近惹かれる、なんていう経験ありませんか。
もうすこし、日常的に考えてみると、
二日酔いの時に、焼肉の匂いとか、あまりスイーツの香り、、そそられませんよね。
妊娠中は、ご飯の炊ける匂いが、オエってなったりする人もいます。
そう、香りそのものは変わっていないのに、自分の体調の変化によって受け入れにくくなるのです。
だから、体調の全く違う人が同じ部屋にいたら、相手は良い香りと思って使っているアロマが、自分には苦痛になる、ていうことが起こるのです。
どの匂いもムリ!
心身が、猛烈に疲れていたりすると、どんな香りも受け付けなくなります。
具合が悪い時には、視覚への刺激も避けたいから目を閉じたくなるし、大好きなアーティストの歌声よりも、静かな環境で休みたいと思いますよね。
匂いは、鼻からの呼吸と共に入ってきてしまうため、遮断するのは難しいのですが、他の五感よりもより本能に密接なため、心身の状態に対しての反応も敏感になるものです。
だからこそ、本当に疲れてしまっている場合には、アロマで癒されるなんて嘘だ!!と思うくらいに、アロマを不快に感じることがあるのです。
アロマが良い香りと感じるうちにケアをする
だからこそ、、ちょっと疲れちゃったな〜とか、今日は気分が落ち込むなあっていう時に、アロマの力を借りるのは、とっても良い!
「いま」「今日」の心地よい香りを選んで、休憩時間やちょっとしたブレイクタイムに嗅ぐだけで、心が元気を取り戻してくれます。
ポイントは、「ちょっと」疲れたシーン。そして、「今」好きと思うアロマ。
香りの好みは心と体の声
嗅覚をあなどるなかれ。
香りの好みは、自分の心身状態のさまざまな声。香りの好みからわかることは、今の自分のこと。
アロマバンビーノ では、香りの好みを手掛かりに、今の自分を知るセッションを行っています。オンライン、出張も可能。
お気軽にお問い合わせくださいね。