ペパーミントはなぜクールに感じる?
長野県の山沿いも、みるみるうちに緑になりました。
春先の、やさしい淡い緑から、しっかりと濃い緑の景色。
初夏を感じさせるお天気の日には、ちょっとクールに過ごしたいなって重いことも増えてきますね。
そんな時に、アロマで涼しさを演出できるのがミント系の香りです。
写真は、毎年訪れている、小諸市の夢ハーベスト農場さんにあった「オーデコロンミント」という種類。
ミントはたくさん種類がある
ガーデニングやハーブが好きって方は、ご存知だと思いますが、ミントってたくさん種類があります。
精油でいえば、ペパーミント、ベルガモットミント、スペアミント、アルベンシスミントなどなど。
同じミントだけど、嗅ぎ比べると印象がすごく違っていて、好みも分かれます。
ミントの共通成分の中に「メントール」という成分があります。
この「メントール」が、クールという印象を与えるポイント。
五感とは別の感覚センサー「TRPチャネル」
冷たい、熱いって、どこでどう感じているのか?
これは、五感とは別のセンサー「TRPチャネル」というものが関係しているということがわかっています。これ、発見したのって日本人なのですよ!!
このセンサーが「冷たさ」「熱さ」というものを感じ取っているのですが、特定の成分は、このセンサーチャネルを刺激してしまうため、本当は冷たくないのに冷たく感じたり、熱くないのに熱いって感じてしまう、ということが起こります。
熱く感じるチャネルに反応するのがカプサイシン。唐辛子に入っていることで有名ですよね!
そして、冷たく感じるものが「メントール」なのです。
メントールは実際に冷たいわけではないけれど、この冷たさを感じるTRPチャネルを刺激するので、冷たいと勘違いしてしまうのです。
メントールは熱中症に要注意かも
実際には冷やしていないのに、冷えてるように感じてしまうので、真夏の暑さ対策にメントールに頼りすぎるのは、ちょっと危険かもしれません。
熱中症などの場合には、実際に冷やすことが大事なので、暑さを感じにくい状態にしてしまうことで、大丈夫と思ってしまうからです。
冷たくて気持ちがいいけれど、頼りすぎずに、実際に日陰に入るとか体をクールダウンさせる、水分をしっかり補給するということは、忘れずにいたいですね。
メントールが多いのは「ハッカ」
ミントの中でもメントールが多く含まれているのは、アルベンシスミント精油。これは、和ハッカと同じ学名です。ハッカのあめちゃんとか、お菓子にも使われるような優しいミントの香り。
暑い季節に、ちょっと一息つく時間には、ハッカやアルベンシスミントの香りを使うと、スッキリクールに休憩ができます。
コットンやティッシュに1滴たらして、バッグに入れておくだけでも、バッグを開けるたびに涼しげな香りがしてきますよ。
暑さ対策はしっかりした上で、涼しさを感じられるアロマも活用していきたいですね!!
TRPチャネルをアロマ活用に生かしてみる
まだまだ新しくわかったばかりのTRPチャネルについて、アロマの活用視点で生かしていけるお話をしています。アロマを既に楽しんでいる方にもぴったりの、ロジカルアロマ。いろんな角度でのお話をセクションにわけています。
TRPチャネルについては「痛み対策」「メタボ対策2」のセクションで登場しています。
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