2022-06-15

ペパーミントはなぜクールに感じる?

長野県の山沿いも、みるみるうちに緑になりました。

春先の、やさしい淡い緑から、しっかりと濃い緑の景色。

初夏を感じさせるお天気の日には、ちょっとクールに過ごしたいなって重いことも増えてきますね。

そんな時に、アロマで涼しさを演出できるのがミント系の香りです。

写真は、毎年訪れている、小諸市の夢ハーベスト農場さんにあった「オーデコロンミント」という種類。

ミントはたくさん種類がある

ガーデニングやハーブが好きって方は、ご存知だと思いますが、ミントってたくさん種類があります。

精油でいえば、ペパーミント、ベルガモットミント、スペアミント、アルベンシスミントなどなど。

同じミントだけど、嗅ぎ比べると印象がすごく違っていて、好みも分かれます。

ミントの共通成分の中に「メントール」という成分があります。

この「メントール」が、クールという印象を与えるポイント。

五感とは別の感覚センサー「TRPチャネル」

冷たい、熱いって、どこでどう感じているのか?

これは、五感とは別のセンサー「TRPチャネル」というものが関係しているということがわかっています。これ、発見したのって日本人なのですよ!!

このセンサーが「冷たさ」「熱さ」というものを感じ取っているのですが、特定の成分は、このセンサーチャネルを刺激してしまうため、本当は冷たくないのに冷たく感じたり、熱くないのに熱いって感じてしまう、ということが起こります。

熱く感じるチャネルに反応するのがカプサイシン。唐辛子に入っていることで有名ですよね!

そして、冷たく感じるものが「メントール」なのです。

メントールは実際に冷たいわけではないけれど、この冷たさを感じるTRPチャネルを刺激するので、冷たいと勘違いしてしまうのです。

メントールは熱中症に要注意かも

実際には冷やしていないのに、冷えてるように感じてしまうので、真夏の暑さ対策にメントールに頼りすぎるのは、ちょっと危険かもしれません。

熱中症などの場合には、実際に冷やすことが大事なので、暑さを感じにくい状態にしてしまうことで、大丈夫と思ってしまうからです。

冷たくて気持ちがいいけれど、頼りすぎずに、実際に日陰に入るとか体をクールダウンさせる、水分をしっかり補給するということは、忘れずにいたいですね。

メントールが多いのは「ハッカ」

ミントの中でもメントールが多く含まれているのは、アルベンシスミント精油。これは、和ハッカと同じ学名です。ハッカのあめちゃんとか、お菓子にも使われるような優しいミントの香り。

暑い季節に、ちょっと一息つく時間には、ハッカやアルベンシスミントの香りを使うと、スッキリクールに休憩ができます。

コットンやティッシュに1滴たらして、バッグに入れておくだけでも、バッグを開けるたびに涼しげな香りがしてきますよ。

暑さ対策はしっかりした上で、涼しさを感じられるアロマも活用していきたいですね!!

TRPチャネルをアロマ活用に生かしてみる

まだまだ新しくわかったばかりのTRPチャネルについて、アロマの活用視点で生かしていけるお話をしています。アロマを既に楽しんでいる方にもぴったりの、ロジカルアロマ。いろんな角度でのお話をセクションにわけています。

TRPチャネルについては「痛み対策」「メタボ対策2」のセクションで登場しています。

動画講座はこちらから>>

アロマバンビーノは、長野市の戸隠に移転いたしました。自然に囲まれて、ちょっと特別な時間を過ごしませんか。DIYを頑張ったwサロンインテリアでおもてなしいたします♪

一人で対応しているため、完全予約制となります。

アロマバンビーノのアクセスはこちら>>

たくさんの香りを嗅ぎ比べたり、ちょっとした香りアイテム作りなど、気軽にお越しくださいね。

出張開催・単発セミナーなどはこちら>>

\ お問い合わせお待ちしております /

お問い合わせはこちら

\ メルマガでは、香りや嗅覚の話をお届けしています /

メルマガ登録はこちら

関連記事