機能性ディスペプシアから解放されたい
機能性ディスペプシア
「神経性胃炎」といわれるような、
胃の痛みや不快症状・・
かつて、神経性胃炎、慢性胃炎、
などと呼ばれていたものは
「機能性ディスペプシア(機能性胃腸炎)」
というものに含まれるようです。
今日はこのようなお悩みに対して
考えてみたいと思います。
私の妻が機能性ディスペプシアと診断されて
約2年ほどになります。
常に満腹感があり、
時には胃痛もありな状態が続き、
食事も満足に摂れず
体重も6キロ程減ってしまいました。
お腹がすいて食事がしたいよと
落ち込む日も多く、
何とかしてあげたい思いの日々を
過ごしております。
現在は鍼灸や漢方等試してはいるのですが、
なかなか改善しません。
アドバイスいただけたら幸いです。
宜しくお願い致します。
(一部割愛)
機能性ディスペプシアとは
*症状*
胃もたれや胃の痛み、
胃の不快症状がある
食欲不振
食事をしていなくても胃が痛かったり、
胃のあたりが灼けるように感じる
吐き気、
ムカムカ といったような症状が一般的で
不眠であったり、
この不快症状自体が
ストレスとなってしまったりと
体のあちこちに
不調を感じる場合もあるようです。
*原因*
症状がおこる原因は
よくわかっていないようですが
胃の動きが悪くなっていたり
胃の伸縮性の低下、
胃酸の刺激を受けやすくなっていることや
ピロリ菌によるわずかな炎症による影響、
脳が敏感に感じやすい、
などが考えられるようです。
いずれにせよ、
ストレスが関与しているということが
最も有力な原因と考えられており、
ストレスによる自律神経のバランスの乱れ、
過剰な胃酸による胃部の痛み、
ストレスによる胃の運動機能低下や消化不良、
ストレスにより知覚過敏が起こる
というようにとらえられることが多いようです。
*検査*
50歳以上の人や、
次のような症状がある場合には内視鏡検査を行うようです。
(潰瘍やがんが疑われるため)
*思い当たる節のない体重減少
*吐いたものや便に血が混じる、あるいは真っ黒い便が出る
*以前に潰瘍やがんの治療を受けたことがある。
*家族に潰瘍やがんになった人がいる
しかし、内視鏡で検査しても異常が見つからないのに、
胃や腸に症状があるのが 機能性ディスペプシアの病態のようです。
*治療法*
胃の運動を調整する薬剤
(消化管運動機能改善薬、健胃剤)
胃酸を止める薬剤
(酸分泌抑制剤・消化剤)
ストレスを和らげる薬剤
(抗うつ剤、抗不安剤)
その他、ピロリ菌を除菌するための薬物療法、
などがあります。
・・・・・・・・・
ストレスから胃が不調になり、
食事が思うようにできないと、
そのこともまた ストレスになります。
日常的な胃の不快感や
痛みも ストレスになって当然です。
そう考えると、機能性ディスペプシアは
ストレスが原因で起こり、
そして症状自体もまた
ストレスの原因になりうるともいえるため、
悪循環が起きてしまって
治るのに時間がかかってしまうケースが
多いのではないでしょうか・・。
ということは
胃の不快感や胃へのアプローチは
もしかすると 対処療法的であり、
根本的には
ストレスを軽減したり
ストレスになっている原因をなくすことが
改善への近道になるかもしれません。
ストレスの原因は様々ですが、
自分自身がストレスに敏感になりすぎず、
鈍感になる・図太くなる ため込まない、
というように バランスを整えることによって、
たとえ環境を変えるのが難しくても
自分自身のとらえ方が変化し、
今までストレスだったことが 気にならなくなる、
ということも 期待できます。
また、
機能性ディスペプシア自体が
ストレスになってしまうため
最初のきっかけとなった
原因とみられるストレスは
もしかすると
今現在は
見当たらない、ということも
あるかもしれません。
相談いただいた奥様が
どのようなことにストレスを感じやすいか
にもよりますが、
いくつかの可能性を
考えてみたいと思います。
★細かいことによく気が付き
悩みがち。
理屈や理由を知りたくなってしまう・・・
体の不調に関しても とことん調べつくして
情報を得ようと努力している・・・
そんな方のストレス軽減レシピ
・バジル 15滴
・タラゴン 10滴
・マジョラム 10滴
・フェンネル 5滴
・植物油8ml 濃度20%
日中、背骨のあたりに5~6滴
または、ストレスを感じたら、
手首に塗って香りを嗅いでみましょう。
バジルは
自律神経調整作用・鎮痛・
鎮痙攣作用・消化促進作用
胃の痛みだけでなく 自律神経へのアプローチを期待できます。
タラゴンはバジルと同じく、
チャビコールメチルエーテルを 80%程度含み、
健胃作用、鎮痙攣作用、食欲増進作用、
消化促進作用 が期待できます。
マジョラムはモノテルペンアルコール類を含むことから、
神経強壮、鎮静作用があり 不安やストレスへの働きかけ、
消化器系のトラブルにも期待ができます。
誘眠作用も優れています。
フェンネルは鎮痙攣作用、健胃作用により、
食欲不振や胃痛への働きかけを期待。
(妊婦、ホルモン依存型がん疾患、乳腺症などには使用しない、
長期間、継続的に使用しない。
乳幼児、妊婦、授乳中、神経系統の弱い患者、てんかん患者には使用しない)
痛い時は、おもわず黙ってしまいがちです。
しかし、そんなときにこそ
声を出すのも おススメです。
「痛いの痛いのとんでけ~」
と大きな声で言ってみる、
なんていうことも、
実はチャレンジしてみる価値ありです。
★頼まれたら断れない!
自分のことは後回しにしていて、
周りに合わせることが日常になっているのが
本当はストレス・・・
痛みがつらくても、周りに心配かけないように
耐えていることも多い。
そんな方へのレシピ
・フランキンセンス10滴
・ラヴィンツァラ 10滴
・ローレル 10滴
・アカマツヨーロッパ 10滴
・植物油 8ml 濃度20%
午前中、腰周辺に5~6滴。
フランキンセンスの抗鬱作用により、
気分の落ち込みやストレスへの作用を期待。
ラヴィンツァラは誘眠作用が期待できるため
、胃の不調による寝不足の改善の可能性。
また、神経強壮作用もあり。
ローレルは、鎮痛、鎮痙攣作用、などが期待できます。
アカマツヨーロッパはコーチゾン様作用により、
副腎に働きかけることによって
ストレスや神経の疲れにアプローチしてくれる可能性を期待。
体が冷えている可能性もあるため、
特に腰は冷やさないように 心がけましょう。
★周りの空気を読むのが苦手傾向、
常に心も体も緊張状態で
ゆったりできなくてストレス・・
という方には
・レモングラス 20滴
・ユーカリレモン 15滴
・ペパーミント 5滴
・植物油8ml 濃度20%
夕方~寝る前にみぞおちに5~6滴塗布。
レモングラスはテルペン系アルデヒド類を含み
消化促進作用、鎮痛作用が期待できます。
ユーカリレモンは鎮痛作用、鎮痙攣作用、
そして誘眠作用も期待できます。
ペパーミントは健胃作用や抗吐き気作用、
神経強壮作用、鎮痛作用などが期待できます。
(妊婦、神経系の弱い患者、
てんかん患者、5歳以下の乳幼児、
高血圧症の人には使用しない、)
このタイプの場合、
体の水分不足によって
胃の不調が起きやすいということも
考えられるため、
少しずつでも水を飲むことを
心がけてみるといいかと思います。
どのような時に、
また、どのようなことでストレスを感じるかは
人によって違います。
サードメディスンチェックでは 香りの好みから、
あなたの心と体のバランスをグラフ化し
偏りを整える方法をしることができます。
環境や人間関係を変えるのは難しいけれど
自分のバランスが整うことで
同じことでも
今よりもストレスだと感じにくくくなる
可能性があります。
その方法はバランスによってさまざま。
サードメディスンチェックで ぜひ、
あなたのバランスを整える方法を
見つけに来てくださいね。
アロマバンビーノは
サードメディスン基礎講座認定校です。
アドバイザー基礎講座を受講されますと、
自分の健康管理ツールとして
体温や血圧を測るように
気軽にいつでも サードメディスンチェックが
自分でできるようになります。
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※アロマテラピーは医療ではありません。
アロマテラピーは自己責任でのご使用が原則です。
注意事項や禁忌事項のある精油もありますから
ご自身でご確認いただきますようお願いいたします。
ご自身で作成されたものは
ご自身の責任での ご使用をお願いします。