フランキンセンスを捧げたのはクリスマスじゃない?!
アロマの勉強をしていると登場するエピソード。
キリストが誕生したときに、東方の賢者が「乳香」「黄金」「没薬」を捧げた、というお話。
乳香とはフランキンセンスのこと。没薬とはミルラのこと。いずれも、樹脂であり、精油はその樹脂を水蒸気蒸留して抽出しています。
キリストが誕生したときに捧げられた、ということで、クリスマスをイメージしていることが多いかなと思いますし、私もてっきりそう思っていましたが!!
ヨーロッパでクリスマスツリーが年明けまで飾られているワケ
日本でもクリスマスマーケットなんていうワードがみられるようになりましたが、クリスマスマーケットの本場、ヨーロッパではそのマーケットやクリスマスの飾りは、年明けまで続きます。
よく、海外ではクリスマスを家族で祝う、むしろ日本でいうお正月のようなものであり、一方でお正月はさらりとしているところが多いようです。
私の息子が、チェコ共和国に留学をしたのをきっかけに、チェコ、プラハの行事や歴史的な建物などを調べたりする機会が増えました。
その中で、知ったのが・・・
プラハではクリスマスマーケットは1月6日まで続いていて、クリスマスツリーも1月6日まで飾られているということ。海外では、年明けまでツリーを飾っているのは知っていたのですが、はじめて理由を知りました。
その理由は、「1月6日が東方の3人の賢者がキリストの誕生を祝いにやってきた日」だから、だそう!!
だから、クリスマスのお祝いはこの1月6日まで続いているのであって、日本のように12月25日がおわるとさっさと片付けてお正月ムードの大変身!ではないのです。
やはり、その国の伝統的な行事というのは、いつからいつまでということにも意味がある。
日本では、お正月のしめ縄を飾るのがいつからいつまでか、とか、節句についても地域によって差はありますが、意味があって決まっていますよね。
フランキンセンスとミルラは、むしろお正月の香り
というわけで、賢者が捧げたフランキンセンス(乳香)とミルラ(没薬)は、キリスト誕生にちなんだものではあるけれど、12月というよりは1月にも使いたい香り、日本ではむしろお正月のアロマともいえますね!
さて、日本でのお正月気分も、もう終わる頃。
新年のご挨拶が遅れてしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします♪