2021-10-06

国産アロマで人気のクロモジが庭に!

日本産の精油、和精油のなかでも人気なのは「クロモジ(黒文字)」精油。

黒文字は、その名の通り、木の部分に黒い模様というか黒っぽい木の色をしています。

茶道でだされるお菓子の楊枝として使われていることでも有名。私も好きな香りのひとつです。

先日、オンライン受講してくださった方も、富山旅行をされたときに購入したクロモジ精油がお気に入りだとおっしゃてました。

ここ長野でも山に行くとみつかるよ〜とは聞いていたものの、素人が見分けるのは難しいし、そのために山に踏み入っていくというのも・・。最近は熊やイノシシなども普通に出没しているのです。

クロモジの名の通り、黒い模様

引越しした実家が山間部にあるのですが、クロモジの話をしたところ、「そこに生えてるよ」というびっくりするような反応が返ってきました!!笑

しかも、「これやろ?」と、葉っぱ付きでちょっとだけ折って持ってきてくれました。折れた木の部分からはまさしくクロモジのかおり!!感動!!

私が、植物に興味をもってなかったから、知らなかっただけということ!わざわざ知らせてはくれないのですね笑。

小雨が降っている中、庭先にでて、ここだよと教えてもらいました。

他の木よりも細くて、黒っぽいので、意外とちゃんと知れば見分けられそうですね。

ハーブと違って年数がかかる樹木

当たり前ですが、ハーブとはちがって、何年もかけて成長する樹木。

ですから、みつけたからといって、簡単に切って蒸留してみよう!なんていうものではありません。

私の持っている蒸留機「リカロマミニ」は、ガラス製のコンパクトなものですが、それでも、小枝を集めないと蒸留は難しいので、やたらと木を切ってみようという気持ちにはなれませんでした。

まだ、私の身長くらいの背丈のクロモジの木なので、大事に成長を見守ってみようかなと思います。

アロマショップコーナーにクロモジ小枝かざってます

クロモジ、切るのやめたんじゃないの??って思われますが笑

先日訪れた蒸留所でクロモジの小枝があるよと、実は1本いただいてきました!

実家の庭から葉っぱ付きで見せてもらった貴重な小枝も、大事に持ち帰りました。

ときどき、端っこをポキっとおってみると、そこからクロモジのとっても優しくておしゃれな香りが〜♪

この枝は、アロマバンビーノのショップコーナーに飾っていますので、お越しの際にはご覧くださいね!!

クロモジ精油の成分は?

クロモジは、ローズウッドやラヴィンツァラ、ホーウッド、芳樟と同じく「クスノキ科」。

精油の成分も、ローズウッドやホーウッドにも含まれている「リナロール」が主要成分です。

リナロールの香りは、華やかで優しい香りで、私のお教室でもリナロールを含んでいる精油はとても人気があります!

リナロールはモノテルペンアルコール類の一種で、心を元気にしてくれたり、抗菌作用などガードとしても力を発揮してくれる、頼もしい成分!

ホーウッド精油や、芳樟(ホウショウ)精油はリナロールを80~90%含んでいますが、クロモジ精油はもう少し少なめの約45%くらいのようです。

日本の精油についての成分などの情報って、なかなか得にくいのですが、最近出た長島先生の著書「ビジュアルガイド精油の化学2」では、日本の精油についても紹介されているので、おすすめです♪

ビジュアルガイド精油の化学2 日本の精油と世界の精油 日本の香り、世界の希少な香り、芳香蒸留水の香り [ 長島 司 ]

日本人に馴染みのある樹木の香り

和の精油は柑橘系や樹木が多いですが、どちらも、昔から親しんできた香りということもあり、老若男女みんな受け入れやすい香りですね。

ヒノキやモミ、スギ、とはちょっと違って、リナロールを含んでいる木の香りは、華やかな印象が特徴。樹木の力強さや森林浴のような印象とはちょっと違う、おしゃれ感のあるのも人気の理由かなって思っています。

アロマバンビーノでは、日本の樹木の香り、先日の長野市で抽出されたスギの精油、なども試香いただけます!香水作りやバスオイル作りなどの、体験ワークショップも受け付けておりますので、気軽にアロマを楽しみにお越しくださいね♪(要予約)

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